 ママ
ママ「毎月の電気代がいくらかかっているのか、詳しくわからない」と感じていませんか?
実は、電気代の計算は意外とシンプルです。
計算方法を理解すれば、どの家電がいくら消費しているのか、節約対策の効果がどれくらいあるのかが一目瞭然になります。



今回は、電気代の計算方法を初心者向けに解説します。
電気代計算の基本式
まずは、電気代を計算する基本的な式を紹介します。
電気代 = 消費電力(W)÷ 1000 × 使用時間(時間)× 電気料金単価(円/kWh)
この式さえ覚えておけば、あらゆる家電の電気代が計算できます。
それぞれの要素について、詳しく説明していきましょう。
各要素の意味を理解しよう
消費電力(W:ワット)
消費電力とは、その家電が1時間に消費する電気の量です。家電の裏側や取扱説明書に「○○W」と書かれています。
例えば、「1000W」なら、その家電は1時間に1kWh(キロワット時)の電力を使い消費電力が大きいほど、電気代がかかります。
使用時間(時間)
その家電をどのくらいの時間使ったかを示します。1日の使用時間、または1ヶ月の総使用時間で計算します。
電気料金単価(円/kWh)
地域や電力会社によって異なりますが、一般的には27~33円程度です。最近は値上がり傾向にあるため、ご自身の電気代の請求書を確認することをおすすめします。


具体例で計算してみよう
例1:エアコンの1日の電気代
消費電力1000W、1日24時間つけた場合:
1000 ÷ 1000 × 24 × 27円 = 648円/日
月間では約19,440円になります。これはあくまで目安で、実際の消費電力は使用設定(冷房か暖房か、温度設定など)で変わります。
例2:テレビの月間電気代
消費電力100W、1日4時間使用の場合:
100 ÷ 1000 × 4 × 27円 = 10.8円/日
月間では約324円です。意外と少なく感じるかもしれませんね。
例3:冷蔵庫の月間電気代
消費電力150W、24時間つけっぱなしの場合:
150 ÷ 1000 × 24 × 27円 = 97.2円/日
月間では約2,916円です。冷蔵庫は常に動いているため、意外とコストがかかります。
例4:洗濯機の1回あたりの電気代
消費電力500W、1回の洗濯時間が1時間の場合:
500 ÷ 1000 × 1 × 27円 = 13.5円/回
週に3回洗濯すると月間で約162円です。家電の中でも電気代の負担が少ないことがわかります。
電気代の請求書から実際の消費量を確認
月間の総電気代を計算するには、請求書を確認するのが最も正確です。請求書には「使用量(kWh)」という欄があります。
月間電気代 = 月間使用量(kWh)× 電気料金単価(円/kWh)
例えば、月間使用量が300kWh、電気料金単価が28円/kWhなら:
300 × 28 = 8,400円
これがその月の電気代になります。


家電の消費電力一覧表
参考までに、主な家電の消費電力をまとめました。
高消費電力(1000W以上)
- エアコン:1000~1500W
- 電気ヒーター:1000~2000W
- IH調理器:2000~3000W
- 電子レンジ:1000~1500W
中程度の消費電力(500~1000W)
- テレビ:100~200W
- 洗濯機:500~1000W
- 掃除機:500~800W
- ドライヤー:600~1500W
低消費電力(500W以下)
- 冷蔵庫:150~250W
- パソコン:200~300W
- LED照明:10~50W
- 扇風機:20~40W
節約対策の効果を数字で測ろう
電気代の計算方法がわかると、節約対策の効果も数字で見えてきます。
例えば、DIY断熱で冬場の暖房費を20%削減できたとしましょう。冬場の空調費が月3,000円なら、20%カットで600円の節約になります。年間では7,200円の削減です。
このように計算することで、どの対策にどれくらいの効果があるのかが一目瞭然になり、より効果的な節約戦略が立てられるようになります。
まとめ
電気代の計算は難しくありません。基本式を理解し、ご自身の家電の消費電力と使用時間を知るだけで、月ごとの電気代を予測できるようになります。
家計管理や節約効果の測定に、ぜひこの計算方法を活用してみてください。毎月の電気代と向き合うことで、無駄を減らし、賢い家計管理ができるようになりますよ。


