自閉症スペクトラムと軽度知的障害の子どもの就学前検査の内容とながれ

家族に障がいのある子どもや障がいが疑われる子どもがいるご家族の方は小学校選びは慎重に考えていることでしょう。

我が家もそのひとりです。

子どもの自立や社会に参加する能力を育む教育ができるように、子どもの特性に寄り添いながら最適な学びの場所を選択したいと思い就学前検査を受けました。

この記事でわかる事

発達障害のある子どもが、小学校就学前に行う就学相談や検査の流れがわかる

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すららは我が家の長男(定型発達)の学校でパソコンを1人1台貸与され自習時間や毎日の1人勉強にすららを使っています。

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就学相談の申し込みのながれ

就学時相談の申し込みは、小学校を選ぶ前に市区町村の窓口に確認し申し込みます。

我が家の場合は通っている療育や幼稚園から就学時相談の手紙をもらいました。

幼稚園や保育園、療育へ通われている方は手紙を渡されるので焦らなくて大丈夫。



園から渡された調査票
(教育支援に関する調査票や発達の状況など)に記入し幼稚園へ渡しました。

その後、幼稚園から教育支援室へ提出するだけです。

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自閉症スペクトラムの子供がいる場合の就学相談説明会

個別説明や集団説明だったり地域によって違いますが我が家の場合は集団説明会でした。

教育支援に関する説明、検査のながれや放課後等デイサービスを行っている事業所の一覧表や療育手帳の冊子を渡され簡単な説明をされました。

個別に相談希望の方は説明会終了後に、話す時間が設けられています。

我が家は特に必要なかったのでそのまま帰宅しました。

障がいのある子が就学前に行う検査

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就学前検査では障がいのある子や発達障がいの疑いがある子どもに向けて、就学先を決める前に検査をします。検査結果から判断しその子に適した就学先を決めます。

就学先や在籍場所は以下です。


教育支援委員会を設置し検査結果をみて調査や審議をします。

後日、家族に検査結果を説明をし保護者が同意してから教育委員会から通知が自宅に届き就学先を決定します。

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我が家の場合は年長になった4〜5月の早めの段階で、通っている園から教育に関する調査票の用紙をもらいました。
すぐに申し込みをし検査を受けました。


我が家の地域では幼児の場合は11月末まで調査票を提出しなければなりません。
就学先を決めるにあたり、どんな就学先があるのか簡単におさらいをしました。

通級指導教室・支援学級・特別支援学校の違い

小学校

普通級は説明を省きます。

通級指導教室支援学級特別指導学校の特徴は以下です。

通級指導教室
  • 通常学級に在籍
  • 障がいの状態に応じ、週1〜8時間特別な通級指導教室へ通い特別授業をうけます
特別支援学級
  • 障がいの種別ごとに分かれる 

    知的障がい特別支援学級
    自閉症・情緒障がい特別支援学級
    弱視特別支援学級
    難聴特別支援学級
    肢体不自由特別支援学級
    病弱・虚弱特別支援学級(病院内学級)
  • 1クラスが少人数(最大8名)
  • 個別の状態にあわせた教育を受けられる
  • 学校によりますが科目により(体育や音楽など)通常クラスとも交流がある
特別支援学校
  • 専門性の高い職員が少人数をうけもつ
  • 担任教論は複数配置される
  • 特別支援学校は障がいの状態に合わせた授業が行われる
  • 専門的な設備や施設が整っている

就学前検査1日目 「専門検査」

  • 田中ビネーV・WISC-IV等 行動観察・運動能力検査・言語検査
  • 保護者は子どもの社会生活能力検査の記入をします。
  • 保護者と担任の先生は個人面談を行います。

医学的検査は約1.5時間かかりました。

なかなか長いので心配になりましたが、親と別室で離席をせずに終わることができました。
長時間の検査で子どもは体力的にも精神的にも大変なのでお渡ったら「お疲れさま。頑張ったね!」と声がけをしました。

就学前検査2日目 「医学的検査」

  • 医師による診察
  • 保護者と担任の先生は時間差で個人面談を行い日頃の子供の特徴や様子を話しました。

専門検査とは別日に医学的検査を行いました。

メンタルヘルス科、小児科、整形外科、耳鼻咽喉科などの医師による検査を行います。
同日に通っている保育園や幼稚園の先生も保護者とは時間をずらし面談があります。

我が家の場合は医師は1人で子供と親と一緒に面談は15分ほどで終了しました。

就学前検査の面談での我が子の様子

医師と保護者と子どもが同室で面談をします。
部屋に入るとソファーがあり子どもは寝転んだり、手洗い場がありその下の扉の中に入ったり出たり繰り返し、聞かれたことに返答する事はほとんどなかったです。

リラックスした様子で普段の息子の状態が見せられて良かったと思っています。

就学前検査の結果説明

検査結果を審議する日程(年数回)が決められており結果説明までには思いのほか日数がかかりました。
検査結果は後日指定された会場へ行き、総合診断の結果は個別で説明があります。
そこで用紙が配られどの就学先が適していると記されています。
結果に同意したらサインをしてその場で渡します。

在宅保育の方の場合は直接保護者へ通知しています。

就学前検査の結果説明で失敗したこと

失敗ごと

結果説明を聞き、我が子の苦手なところや普段出来たことが検査になると出来ないことが多かったです。
その日の体調や場の雰囲気なども結果に反映されていると思いますが、子どもの得意や不得意が知ることができました。

結果説明の用紙はその場ではもらえません。
個人情報の関係でその場で用紙を渡すことは無理ということでした。
開示請求を行うと子どもの検査結果がもらえます。

口頭で結果説明をされ、「結果をふまえて保護者の方はいかがでしょうか」と言われ、我が子には小学校でもサポートが必要だと思っていたので納得している結果だと伝えました。

結果説明の時に結果を書面でもらえると勝手に思っていたので、走り書き程度のメモだけしていました。
詳しく知りたい方は後日、開示請求を行うとよいと思います。




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