自閉症スペクトラム/ASD幼稚園卒園式の様子

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ASDの息子は年少から入園し3年間幼稚園へ通い、先日卒園いたしました。

今回は卒園式の様子と3年間の思い出を綴っています。

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幼稚園 年少から年長までの様子

入学して数ヶ月経った頃に園長から連絡がありました。

息子さん、幼稚園で頑張っていますよ。
でもちょっと発達の凸凹が気になるので発達検査を受けませんかと言われました。

言われてショックを受けましたが確かに息子は言葉が遅く意思の疎通も難しいこともありました。
おとなしい子だと思って様子を見ていましたが、モヤモヤするなら行動した方がいい。

息子の現状を知るって大事なことだと思い、すぐに検査を申し込みました。

周囲に相談できる方もいないので不安ばかり募りましたが、息子を理解したい一心で行動してきました。

役所のHPを見てもイマイチ分からず、書籍を読み漁ったり市役所に電話して分からないことを聞いたり、とにかく検査までに時間がかかったりもどかしい時間を過ごしました。



担任の先生と面談した時は、なぜかぽろぽろと頬をつたい自分でも抑えることができず、「すみません」と何度も謝りながら息子の園の様子を聞いていました。

どのように息子をサポートしたらいいのか不安ばかりで、母である私の心の中はそうとう焦っていました。

年少の頃は言葉でうまく伝えることができないことで、息子は相当もどかしい思いをしたことでしょう。

そんな困りごとの多い息子に対してどうサポートしていいのか迷走していました。

自閉症スペクトラムの年少の頃の困りごと対策グッズ


息子の場合は聴覚鈍麻で視覚から情報を入れた方が本人に伝わりやすいので絵カードを取り入れたり、
大事なことを話すときは真正面でゆっくりと短い言葉で話をすると言うことで理解度が増しました。

短い言葉でゆっくりと!
絵カードがあるともっと便利だよ

視覚から情報を取り入れる方が得意な子はカードが便利!

  1. 感覚過敏が強くなりスモッグが着れなくなった。
  2. 同じデザインの洋服しか着れなくなった。
  3. 特定の色の服しか着れなくなった。

ミニマリストみたいだよね


くよくよ悩むより
ミニマリストのように服の数を絞り、お気に入りを数枚ストックする考えにしたら楽になりました。

でもちょっと気がかりな事が…….、

いつも同じデザインの服を着せているので担任ではない先生に「〇〇君いつも同じ服ですねー」
私と玄関で会って開口一番に言ったので相当息子の服装が気になっていたと思います。

私の心の中では、そうだよね。
そう見えるよね。
でも仕方がないんだよね。

息子に着て欲しいなといろんな服を買っても息子が全く受け入れないので、吹っ切れました。

本人が快適に過ごせる方を選び、同じ服を数枚買って揃えました。

もちろん、毎日洗濯して綺麗なものを着せています。
結論、清潔を保ち本人が気に入っていればそれでいい。

担任の先生が息子の一言で気づいた事

息子は理解ある先生方のおかげで楽しく幼稚園に通うことができたと思います。
担任の先生もバスの先生の事も大好きでした。

年少の頃は発語が少なく何度も教室から出て行くことが多く、高いところへ登ってジャンプを繰り返し担任の先生はとても苦労したことでしょう。

教室から出て行っていたのは大好きな飛行機や園で育てている畑の様子を見に行ったり、花が咲いたので綺麗だねと先生に伝えたかったようです。
「先生お花が咲いているよ。綺麗だねー。」と先生によく話していたようで、自然の変化を気付ける息子のことを褒めてくれました。

「日常の何気ない変化を○○くん(息子)の一言で気づく事が沢山あるんですよ」と笑顔で教えてくれました。
担任の言葉は否定から入らないで、息子を理解しようとする姿勢が伝わってくる方でした。

担任の方は私よりもはるかに年下の方でしたが人間的に魅力的な方で私も先生の言葉で何度も救われました。

教育の場は私が想像するよりもずっと大変な環境で仕事をされていると思います。
人手が足りず休みも取りづらくトイレに行く時間も我慢しイライラする時も当然あると思います。

教育に関わる方の待遇がよくなりますようにと心から思います。


ASDっ子幼稚園卒園式の様子



卒園式当日はスムーズに制服に着替え卒園式に出席することができました。

園児の挨拶では個人の台詞がたくさんあり、最後まで集中力を切らさずに言い切れるのかな?と思いましたが、大きな声でやりきってくれました。

園児が少ないからなのか台詞の多さに驚きました。

中盤から体幹が弱い事もあり姿勢が崩れてきましたが、離席することなく最後まで頑張りました。

途中緊張で台詞を忘れたお友達に息子が「○○○」とナイスアシストをしてお友達も台詞を最後まで言うことができました。


ピアノ伴奏のタイミングを指示したり、ハプニングも多かったのですが息子の行動で私は泣いたり笑ったり忙しかったです。
ピアノのタイミングやみんなの言う台詞を覚えていたので驚きました。


信頼できる先生に出会い、
お友達ができとてもとても濃い3年間を過ごしたと思います。

幼稚園の先生方には感謝しかないです。
ありがとうを何度言っても足りないです。

4月からは1年生。

成長しても不安はずっとついてくると思います。

息子なら挫折しても何度でもやり直せると思っています。







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