幼稚園卒園式の様子

ASDの息子は年少から入園し3年間幼稚園へ通い、先日卒園いたしました。

今回は卒園式の様子と3年間の思い出を綴っています。

目次
スポンサーリンク

幼稚園 年少から年長までの様子

年少の頃に園長から連絡がありました。
発達検査を受けませんかと言われショックを受けましたが現状を知るって大事なことだと思いすぐに検査を申し込みました。

周囲に相談できる方もいないので不安ばかり募りましたが、息子を理解したい一心で行動してきました。

役所のHPを見てもイマイチ分からず、書籍を読み漁ったり市役所に電話して分からないことを聞いたり、とにかく検査までに時間がかかったりもどかしい時間を過ごしました。

担任の先生と面談した時は、なぜかぽろぽろと頬をつたい自分でも抑えることができず、「すみません」と何度も謝りながら息子の園の様子を聞いていました。

どのようにしたらいいのか不安ばかりで母である私の心は相当病んでいたと思います。

年少の頃は言葉でうまく伝えることができないことで息子は相当もどかしい思いをしたことでしょう。
聴覚鈍麻で目から情報を入れた方が本人に伝わりやすいと絵カードを取り入れたり、大事なことは向かって真正面でゆっくり短い言葉で話をすると言うことで理解度が増した様に思います。

年中の頃になると少しずつ自分の思っていることを話せる様になり、奇声を上げることも少なくなりました。


年長になると感覚過敏が多くなり、スモッグを着れなくなったり同じデザインの洋服でなければ着れなくなりました。
ある意味ミニマリストみたいで同じ服を何枚もストックしておけばいいので楽ではありましたが、やはりいつも同じ服を着せているようで担任ではない先生に「〇〇君いつも同じ服ですねー」っと会って数秒で言われたので相当気になっていたと思います。

いろんな服を買っても息子が全く受け入れないので、吹っ切れました。
本人が快適に過ごせる方を選び、同じ服を揃えました。
もちろん、毎日洗濯したものを着せています。


息子は理解ある先生方のおかげで楽しく通うことができたと思います。
担任の先生もバスの先生の事も大好きでした。

年少の頃は発語が少なく何度も教室から出て行くことが多く、担任の先生はとても苦労したことでしょう。

教室から出て行っていたのは大好きな飛行機や園で育てている畑の様子を見に行ったり、花が咲いたので綺麗だねと先生に伝えたかったようです。
「先生お花が咲いているよ。綺麗だねー。」と先生によく話していたようで、自然の変化を気付ける息子のことを褒めてくれました。

ASDっ子 卒園式の様子



卒園式当日はスムーズに制服に着替え卒園式に出席することができました。

園児の挨拶では個人の台詞がたくさんあり、最後まで集中力を切らさずに言い切れるのかな?と思いましたが、大きな声でやりきってくれました!

園児が少ないからなのか台詞の多さに驚きました。

中盤から体感が弱い事もあり姿勢が崩れてきましたが、離席することなく最後まで頑張りました。

途中緊張で台詞を忘れたお友達に息子が「○○○」とナイスアシストをしてお友達も台詞を最後まで言うことができました。

ピアノ伴奏のタイミングを指示したり、ハプニングも多かったのですが私は泣いたり笑ったり忙しかったです。
ピアノのタイミングやみんなの言う台詞を覚えていたので驚きました。


信頼できる先生に出会い、
お友達ができとてもとても濃い3年間を過ごしたと思います。

幼稚園の先生方には感謝しかないです。
ありがとうを何度言っても足りないです。

4月からは1年生。

成長しても不安はずっとついてくると思います。

息子なら挫折しても何度でもやり直せると思っています。







よかったらシェアしてね!
目次