電気温水器からエコキュートに変更したメリットは?節約・結果報告

この記事を読んでわかること

【実体験レビュー】電気温水器→エコキュートに変えてみた結果
寒冷地・家族4人・リアル電気代を公開。本当に節約になるの?実際の比較データを紹介!

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電気温水器を使っていた時の驚愕の電気代

わがやは築15年で今年の5月まで電気温水器を使っていました。蓄熱暖房機も新築当時から導入をしたのですが、昨今の電気代高騰で冬の期間は電気代が8万を超えた月もありました。
近年の電気代の値上がりが悩みのタネで「どうしたら電気代が安くできるのか」いろいろ検討した結果、電気温水器を撤去しエコキュートを導入しようという考えに辿り着きました。

わが家の場合
電気温水器撤去 ▶︎ エコキュート コロナ無線RANリモコン フルオート460Lに変更
蓄熱暖房機2台撤去

経済産業省が実施する「給湯省エネ2025事業」では、以下の条件を満たす場合に補助金が適用されます。
我が家の場合は条件を満たしているので補助金を申請しました。

給湯省エネ2025事業の条件とは

条件
  • 高効率給湯器(エコキュートなど)への交換 (電気温水器からエコキュートに変更)
  • 住宅の所有者または使用者であること
  • 「給湯省エネ事業者」に登録された施工業者による工事

    補助金額は、基本額に加え、機器の性能や撤去工事の有無に応じて増額されます。

上記の3点を満たし、年間の予算が無くなる前に補助金を申請します。

エコキュートの撤去は対象外です。

「うちの電気代、これで本当に安くなってるのかな…?」 そんな不安、事業者の方なら一度はあると思います。 NPCプランなら、月ごとの請求額までしっかり比較できるから安心! 有料パスワードがなくても、基本的な比較は無料で使えます◎

補助金の内訳

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項目内容
対象機器高効率給湯器(エコキュートなど)
基本補助金額6万円/台
性能加算・A要件(再生可能エネルギー・ネット対応): +4万円
・B要件(CO₂削減など): +6万円
・両方満たす場合: +7万円
撤去加算・電気温水器撤去: +4万円/台
・蓄熱暖房機撤去: +8万円/台(最大2台まで)
最大補助額13万円(性能加算+基本額)+撤去加算
申請条件・ 住宅所有者または使用者
「給湯省エネ事業者」登録業者による工事
必要書類・工事請負契約書▶︎ 撤去前後の写真-▶︎撤去工事契約書(分離発注の場合)▶︎ 施工業者の登録証明書など
申請手順1. 施工業者選定 2. 工事実施 3. 申請書類提出 4. 補助金交付決定
地方自治体補助金例東京都の場合:太陽光発電併設+エコキュート設置で助成金あり(詳細は自治体公式サイト参照)
注意点・エコキュート自体の撤去は加算対象外
・申請期限・交付時期は事務局発表を確認

撤去加算

  • 電気温水器の撤去: +4万円/台(補助対象台数まで)
  • 電気蓄熱暖房機の撤去: +8万円/台(最大2台まで)

補助金額は、基本額に加え、機器の性能や撤去工事の有無に応じて増額されます。
機器の性能は工事業者が詳しいので聞くとカタログを見せながら丁寧に説明してくれました。

電気温水器の特徴と課題

電気温水器はタンク内で電気を使ってお湯を作り、必要なときに使える仕組みです。タンク容量が大きいものほど一度に使えるお湯の量も多くなります。ちなみに我が家は4人家族なので460Lです。
スポーツ後にシャワーをする時や朝にシャワーを使ったり使用頻度が高いため、湯量が多い460Lが妥当だと考えました。

子供が小さい頃は一緒に入っていたので使用量は少なかったのですが、成長するとそれぞれでお風呂に入るので必然的に使用量が増え電気代も高くなりました。

電気温水器のデメリット

デメリットはとにかく電気の使用量が多いことです。
またタンクのお湯がなくなると使えないことや設置に広いスペースが必要です。スペースに関して言うとエコキュートはスリムタイプがありますが、わが家の場合は以前と同じ場所に設置したので同じくらいの大きさでした。

エコキュートのしくみ

エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を作るヒートポンプ式です。電気温水器と同じくタンクにお湯をためて使いますが、電力の使用量を大幅に減らせます。

電気温水器との違い

夜間電力を利用すればさらに節約可能なことや光熱費が抑えられます。家庭によっては電気代が3分の1になることも。またCO2排出量が少なく環境に優しいとい特徴があります。

エコキュートに切り替えるメリット

光熱費の削減

電気温水器に比べ、エコキュートは効率よくお湯を作れるため、毎月の電気代を大幅に抑えられます。家族構成によっては年間で数万円の節約になることもあります。

環境への貢献

ヒートポンプの仕組みにより電気使用量が少なくなるため、CO2削減にもつながります。エコで暮らしやすい生活が実現できます。補助金や助成金が利用できる場合がある

変更後の使用量の変化と削減率

電気温水器からエコキュートへ変更してからわが家の電気使用量は劇的に減りました。

一例:2024年・2025年の6・7月の電気使用量を比べてみました。

電気温水器 合計(kWh)エコキュート 合計(kWh)削減量削減率
6月778402-376約48%削減
7月701469-232約33%削減
8月730494-236約32%削減


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合計合計合計
2024年6月電気温水器1646147787月2214807018月314313730
2025年6月エコキュート2012014027月2572124698月416181494

エコキュート導入後(2025年)は、6月・7月・8月電力使用量は平均38%削減
特に6月の使用量は「778→402kWh」と、**約半分(−48%)**になりました。

エコキュートの高効率ヒートポンプ+夜間料金の有効活用がしっかり成果を出しています。

導入後から夜間の電気使用量が明らかに下がりました。
使用量が月平均281kWh削減、昨年より月平均して6,238円請求金額が安くなりました。
8月に関しては猛暑でずっとエアコンを稼働していたのですが昨年より5,996円安い請求金額でした。

オール電化で時間帯別電灯Aプランです。(現在はこちらのプランは新たに加入はできません。)
電力会社のプランの変更はありません。

さらに以前に比べると水量が良くなり快適に過ごせております。

給湯省エネ2025事業補助金の内訳

わが家の場合の補助金の内訳は以下です。

項目内容金額(円)
基本額エコキュート設置60,000
A要件加算条件適合による加算40,000
蓄熱暖房機撤去2台 × 80,000円160,000
電気温水器撤去1台40,000
交付決定額 合計300,000

補助金は直接もらえるの?

補助金は工事を請け負った業者が申請して審査をクリアすると事業者へ振り込まれます。結論、わが家には直接振り込まれません。交付決定と振り込みのお知らせのはがきが届きます。

実質いくら支払った

給付額が30万で工賃から引いた金額を支払いました。
金額は全部で75万円でしたが、実際お支払いしたのは工賃から給付金30万引いた約45万です。
壁の補修や棚の撤去、壁補強、レンガ撤去代も含めてなのでだいぶお安くしていただきました。

番外編 蓄熱暖房機撤去にあたり驚いたこと

蓄熱暖房機を2台撤去したのですが、レンガが入っており総重量はかなりのもので使用中は高温になり壁がバンバンと乾燥した音と焦げ臭い匂いが多々ありました。撤去後、壁や傾きを調べてもらうと壁は高温のため中のタイガーボードがボロボロになり新しく交換し壁紙も交換しました。そして驚くことに重さによりフローリングが最大1.5cmの傾きがありました。2台とも暖房機が付いていた壁の後ろはボロボロという事実はとても衝撃的でした。

まとめ

電気温水器からエコキュートへ変更するには初期費用がかかりますが、給湯省エネ2025事業を利用すると支払いが大幅に安くなり、変更後は電気の使用量も少なくなりました。昨今の電気代高騰がネックになっている方で電気温水器を使用されている方はわが家のように大幅に月々の電気代を安くすることが可能です。
補助金は年ごとに予算がついています。今年、実施したい方は10月時点では予算に対する補助金申請が70%に達していますが、まだ間に合いそうなので検討されている方は、お近くで工事を請け負ってくれる事業所に相談してみるとよいでしょう。わが家の場合は夫の友人の建築会社で申請してもらいました。蓄熱暖房機も2台まで撤去費が申請できます。

現在の補助金申請はどのくらいか確認する

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