遠方に引越し後の銀行口座解約方法

銀行口座解約の仕方

就職先の指定で銀行口座を開設したけれど、解約をしないまま引っ越しをしてしまった。そのような場合の対策方法を紹介しています。遠方へ赴く交通費を考慮すると、下記の手続きで解約すると時間もコストも抑えられます。

あわてなくても大丈夫

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預金取立制度を利用する

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取立(とりたて)制度とは最寄りの金融機関を通じて遠方の銀行口座を解約することができる制度です。


解約したい銀行から「預金解約依頼書」を郵送してもらい、それを持って最寄りの金融機関で手続きができます。現地に行かずに口座を解約し、残高を指定した口座に振込か現金を送付してもらう方法が選べます。

取立制度の必要書類

必要書類
  • 預金解約依頼書
  • 通帳・キャッシュカード
  • 本人確認書類 運転免許証やパスポート・マイナンバーなどの顔写真付きの本人確認書類
  • 口座開設時に登録した印鑑

取立制度利用の手数料

手数料は金融機関により異なりますが1,000円程度です。

銀行のインターネットバンキングを利用する

インターネットバンキングの利用

口座にインターネットバンキングが登録されている場合は、オンライン上で解約手続きができる場合があります。銀行のホームページなどで、インターネットバンキングでの口座解約の手順を必ず確認しましょう。

解約時に口座残高があると手続きができないため、事前に残高をゼロにしておきましょう。

代理人による手続き

代理人への委任
親族や信頼できる人に代理人になってもらい、銀行窓口で手続きをしてもらうことも可能。

委任状の準備
代理人の方には、銀行から指定された委任状に署名・捺印してもらう必要がある。

代理人による手続きの場合、代理人の本人確認書類が必要になります。

委任状

委任状を作成する際は、基本的な項目を記載する必要があります。
委任状は特別な用紙を用いる必要はなく、便せん大の用紙に書くことが一般的です。
消えないインクを使用し、楷書体で記入しましょう。

委任状の書き方

  1. 委任年月日: 委任状を作成した日付を記入します。
  2. 委任者の情報:
  3. 氏名
  4. 住所
  5. 生年月日(必要に応じて)
  6. 電話番号(必要に応じて)
  7. 受任者(代理人)の情報:
  8. 氏名
  9. 住所
  10. 生年月日(必要に応じて)
  11. 電話番号(必要に応じて)
  12. 委任内容:
  13. 具体的にどのような権限を委任するのかを詳細に記載する。
  14. 押印欄
  15. 委任者は署名し、必要に応じて認印または実印を押印します。

注意 委任状にはトラブルの原因になるので捨印は不要です。

電話で口座解約手続きをする

一部の銀行では、電話で口座解約手続きを受け付けています。
本人確認書類や口座番号が確認できるものを用意し、指定のサポートデスクに連絡しましょう。

長期間使っていない銀行口座のデメリット

クレジットカードや通帳

しばらく使っていない口座をそのままにしておくとデメリットがあります。

  • お金の管理がしにくい
  • 長期間利用のない銀行口座は手数料が発生する場合がある
  • 10年以上入出金がない口座は休眠預金になる場合がある

長期間未利用口座の手数料について

三井住友銀行の場合 

2年以上入出金がない普通預金口座に対して、年間1,100円(税込)の未利用口座管理手数料

りそな銀行の場合 

2年以上入出金がない普通預金口座に対して、年間1,320円(税込)の未利用口座管理手数料

残高が10,000円以上ある場合や、同一名義で定期預金や投資信託などを保有している場合は手数料の対象外です。

休眠口座になる前のおしらせについて

最後の取引から9年目になると金融機関から通知が届きます。ただし、残高が10,000円以上の場合に限ります。住所不明や10,000万円未満の場合は通知がきません。

休眠口座になった場合の手続き方法

休眠口座になったら銀行の窓口へいき手続きをします。

必要書類

通帳
キャッシュカード
お届印
本人確認書類(運転免許証など)
これらが紛失している場合でも、本人確認書類があれば手続き可能

休眠口座の利息について

休眠期間中も契約どおりの利息がつくため、元本に利息を加えた額を受け取ることができます。

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