自閉症スペクトラム息子の発表会の様子
我が子はASD(軽度自閉症スペクトラム)です。この記事は幼稚園の発表会の様子について書いています。
ASDと診断された6歳息子
幼稚園最後の発表会の様子を紹介しています。
本番当日は早めに起きて「よし頑張るぞ!」と意気込んでいました。
すんなりと会場まで行けそうかな。
朝ごはんはあまり喉を通らず、
移動中に食べさせながら会場に着きました。
運動会のこともあり、幼稚園から提案で制服は着せずに普段着で行き制服持参しました。
感覚過敏があるのでなかなかいつもと違う服が着ることが難しいので幼稚園から提案されました。
少し早めに着いたので車で待機しました。
早く会場入りしたいようで
待ちきれない様子の息子
開場しクラスの女の子が「〇〇くーんと」近づいてきてくれましたが、無反応で会場へ走っていきました。
担任の先生から練習ではとても楽しそうにしているので、期待してください!と連絡帳に書いてあり練習の成果を発揮してくれるかドキドキ。
発表会前の待ち時間にやらかしちゃった話
本人も張り切っている様子で順調そうかなと思いながら内心ハラハラドキドキ。
年長組は、始まりと終わりの挨拶をします。
年少の頃はこの挨拶が息子にできるのか、
意味のある言葉をほとんど話さない息子には
ハードルが高すぎて年長になった時の挨拶ができるのか想像がつきませんでした。
息子は後半の出番です。
本番前に挨拶の練習をしました。
制服を着た始まりのあいさつ担当のクラスの子と
私服姿の息子が舞台袖から出てきました。
最後の挨拶担当なので、勿論息子の台詞はありません。
終始ニコニコしている息子。
緞帳の横から顔が何度もチラチラ見えて、会場にきていた方がなんどもくすくすと笑っていました。
後ろの席の方が
『あの子はなんで制服着てないの?』と
大人と子供の会話が聞こえてきました。
確かに!
知らないと両親が着せるのを忘れたのかな?とか思ったのでしょう。
感覚過敏が激しいく、こだわりがあり
なかなか制服を着ることが難しいのです。
姑さんも「〇〇くん制服着てないの?」と私に聞いたので、感覚過敏で制服はぎりぎりまで着なくてもいいように幼稚園から提案があったんだよと話しました。
その後、ま後ろの席の方が延々と障害者の話を大きな声で話していて気分が悪くなりました。
もう少し小さな声で話してほしいな。
息子の行動や服装が目立つのは仕方がないと思います。
障害の事をあれこれ言っても治るわけでもないし変わってあげられるわけでもないからもどかしい。
仲良くその個性と付き合っていくしかないんだよね。
年齢の高い方でも身近に障害のある方がいないとなかなか理解するのは難しいと思います。
本人が甘えていると勘違いされがちですよね。
親には躾がなっていないとか、本人は一生懸命なんだけどなかなかわかってもらえないのでもどかしいですね。
年長の時の発表会の様子
本番になり終始楽しそうに
踊っている息子をみてホッとしました。
全体合唱や合奏は大きな声で最後まで歌っている様子がみられ3年間で大分成長したなーと思いながら緊張がほぐれ私たち親は目が潤みがちで
最後の挨拶は1番大きな声で気合十分な感じで挨拶ができました。
気合いが入りすぎて会場がざわついていましたがそれも良い思い出。
最後までやりきった事が
本人の自信に繋がり
今でも「僕頑張ったよね。上手だったね。」と何度も言い
「上手だったねー、頑張ったねー」と
みんなで褒めちぎっています。
年少の頃も踊っていましたが、
舞台袖に隠れてしまわないかな…
舞台から降りて観客席に来てしまわないかな…
立ち尽くしたままかな…
心配事が尽きなく私の心臓が飛び出そうなほど緊張で前日からなかなか寝付くことができませんでした。
年中の時も年長の時も子供のことはもちろん信じているけれど、最後までやりきれることができるのか毎回緊張します。
最後に
子供の特性に配慮してくれる幼稚園と担任とクラスのお友達には感謝してもしきれないです。
これほど一生懸命な担任の先生は
今後なかなか出会うことがないだろう。
息子の特性を理解し、見守り、勇気づけながら促し行動してくれるので旦那とこんな立派な先生は見た事がないねと話しています。
全体練習するまで「僕はみているー」と違うことをしていることが多かったと思います。
練習に参加させるのは大変だったと思います。
最後の発表会は今まで頑張ってきたことが発揮でき、本人の自信につながったことが大きかったです。
今後もみんなと比べることで
「僕だけできない」と思う事が多くあるだろう。
ゆっくり、じっくり向き合えば
スローペースでも着実に息子のペースで
ステップアップしていけるように、家族で声がけや一緒に行動して、息子のできる事を増やしていきたいな。